7月4日

それは6月20日夕方の出来事。
コンサートのリハーサルを終え、食事をしている皆に合流すべく
チャリで走行していたところ、車道から歩道へ段差の低いところを
狙って乗り上げた・・・ハズだったのですが、
角を曲がってこちらへ向ってきた車のせいであわてたのが
いけなかった。
段差を越えるにはタイヤと歩道の角度が甘すぎたのでした。
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気付いたら歩道につっぷしており、顎のしたからポタポタと血が
したたり、左耳からも血が流れておりました。
「やってしまった!」
あっという間に7,8人の通行人が寄って来てくれ、
ティッシュを提供してくれる人、救急車を呼びにホテルのフロントへ
駆け込んでくれたお兄さん、(ホテルの前で転倒したのです)、
鏡で切れた顎の傷を見せてくれる人、ホテルマンが出てきて自転車を
預かってくれました。
ロビーの椅子で待ちつつ、食事中の友人に携帯で電話を入れたら
すっ飛んで来てくれました。
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到着した救急車(初体験)に乗り込み、友人Aさんがつきそってくれ、
10分以内に病院到着。土曜日の夕方なので救急外来は混雑気味。
担架に乗ったまま病院内を移動していると、天井しか見えず、
自分がどこにいて、どこへ動いているのか明らかでない。
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まずはレントゲン撮影。
傷と打撲のひどい左手は骨折を疑われて10枚ほど撮影。
その後、切れてる顎を含めた頭部を撮影。
(クーラーが効いていて結構寒い)
待たされること15分で頭部のMRI撮影。
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再び最初に運び込まれたタイル壁の簡易手術室のようなところへ
戻った。寒かったのでトイレをがまんするのが限界。
看護婦さんに「すみません、トイレに行きたいのですが」
「まだドクターの許可が下りてないからここで採尿になりますよ」
「え!!それはちょっと・・・」
ドクターが届いたばかりの頭部レントゲンを見たらしく、遠くから
「車椅子で行ってください」
ということで担架から車椅子に乗換え、看護婦さんに押されて
トイレへ。部屋の外では付き添いで来てくれた友人4,5名が
ベンチシートに座って待っていてくれた。
「明日本番だし、先にかえってくださいね〜」と一応声をかける。
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ここからが修羅場の始まりでした。
トイレから戻り、医者がようやく私の番に回ってきた。
寝ている私にレントゲン写真を数枚みせながら説明し、
耳鼻科にみてもらう必要があるから横浜市大病院へ転送して
見てもらいます、ということと、これから顎の縫合手術は
ここでやります、ということ。
麻酔を打つ前に「ちょっと痛いけど我慢してくださいね」と
言われ、一応覚悟したものの、その覚悟ではまったく足りない
くらい今まで経験した中で一番痛いものでした。
(今思い出してもぞっとする)
思わず手に力が入ってしまったら、誰かがその手首を抑え
つけてくれていた。予想通りの反応だったのだと思う。
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その後は麻酔が効いてきたのを医者が私に確かめてから
糸を切る鋏の音と、針を通して縫う感覚が交互に続くこと
6回。つまり6針縫ったわけです。その間約15分。
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外で待っていた友人に預かってもらったバッグを看護婦さんに
持ってきてもらい、担架の上で携帯から実家に電話して
事情を説明。これから転送される病院へ来てくれるよう頼む。
これで友人たちは安心して帰宅できるわけです。
ふたたび救急車を呼んでもらい、次なる病院まで移動すること
約20分。病院に到着したときは既に夜の9時。
おりしもインフル患者を発熱外来で受け付けているところ
だったので、またまた10分ほど待たされる。
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耳からの出血があったので、まず耳鼻科に移動。
ここで担架とはお別れ。救急隊の方、ご苦労さまでした〜。
耳にスコープを入れて画像をみせてもらうと、血だらけでは
あるが、鼓膜も破れておらず傷も見えない。
そこへ、歯口腔外科の先生2名(最初はどの科の先生かわからず)
が到着し、レントゲンを3人でまじまじと観察。
どうやら顎関節の骨が折れているらしい。
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地下のレントゲン室へ車椅子で運んでもらい、(口腔外科の
先生に押してもらった)歯医者で撮るような歯をぐるりと
撮影するレントゲンを撮影。歩いたり動いたりすると
耳から血が流れ出てくるので、そのたびに脱脂綿をもらって
耳につめこんだ。
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母親が病院に到着し、入院の準備のバッグまで用意周到にかかえて
いた。「そんなことはあるはずが無い。考えず過ぎ」と
思っていた私は甘かった。
一通りの診察を終え、先生から「都合もあるでしょうけれど
部屋が空いていたら今夜から入院した方がいいのですが」と。
「え”〜〜、まさか、、そんなことって」と思いつつ
「まあ、明日は日曜日だしもともと月曜日は有休にしてあるし、
独身の身としては特に問題ないですが・・」
ということで、ちょっと差額の発生する2人部屋に入ることになり、
その場でさっそく点滴用の注射針を打たれ、チューブに繋がれた
1.5日がスタートしたのでした。
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消灯が9時なので病室は暗く静まり返り、その中をすごすごと
車椅子で病室へ入り、簡単な説明を受け、必要書類にサインしたり
記入したり。
その間、携帯に電話が入ったり「明日のコンサート出られない」
という心配が頭をぎり・・。
口腔外科の先生の判断で今夜中にもうひとつMRI撮影をしておきましょう
ということになり、既に夜10時半を回った頃、地下で再び撮影。
部屋にもどると既に11時。母親は終電も無く、タクシーで帰宅と
あいなりました。
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点滴の針をつけたまま熟睡など出来るわけも無く、
夜中には1時間ほど骨折した顎の関節部分がズキズキと痛み、
看護婦さんは何度か点滴バッグを取替えに来るし、
ほとんど眠れないまま6時の起床時間を迎えたのです。
朝食時間に私の食事の用意は間に合っておらず、
(昨夜遅くに入院したので)朝ご飯は150mlの缶入り
栄養ドリンクのみ。思えば昨日11時にブランチを食べたきり、
何もお腹に入っていないのでした。
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8時半過ぎには看護婦さんに呼ばれて2つ隣の診察室へ。
5,6人のドクターが「おはようございます〜」と
待ち構えており、縫合した顎のガーゼをはがし、
左手甲のガーゼをはがし、(傷にくっついていて痛かった)
動かない顎の関節をちょっとむりやり開けさせられ
「あ、ここまで開きますね。」「痛いですけど・・」
噛みあわせのチェックや昨夜最初の病院から運んできた
レントゲンやらいろいろを見て判断された結果は、
「手術をしないで自然治癒で治しましょう」という
結果でした。昨夜は手術になったら入院は長引くから
今入っている部屋は3日後に明け渡す必要があるから、
病室を移動します、といわれていたのでちょっと安心。
*
腫れがひいたら顎のリハビリを開始しなさい、と
指導され、「あ〜また長くて忍耐のいるリハビリだ」と
思ったのでした。まだ肩のリハビリだって完全に終わっては
いないのですから。
この続きは次の日記に。